”子供の頃から一人遊びが上手だった” 大人になったHSPがほとんど、口を揃えて言うことです。一人で本を読んでいるのが好き。絵を書いているのが好き。虫や小鳥を眺めているのが好き。五人に一人はそんな子供達や大人がいます。
HSC (Highly Sensitive Child) やHSP (highly Sensitive Person) とよばれる人たちです。人によって差はありますが、音、光、ビジョン、匂い、味、化学物質、人の感情やエネルギーなど様々な刺激にとても敏感です。そのうち70%の人は 内向的イントロバート (Introvert) です。
よく誤解されやすい言葉ですが内気なのでも、人嫌いでも人が怖いわけでもありません。人と一緒にいるとエネルギーを消耗してしまって、一人で静かに過ごすことで蘇えり、再び補充したエネルギーを蓄えることができます。
静けさの中に平安を求め、安らぎをみつけ、溶け込むことは、日本人にとって、元々とても自然なことでした。お茶やお花、書道のような日本古来の伝統文化にも、一人で深く静かに対象と向かい合う姿勢が伺えます。
多くの発明家・研究家・芸術家にはHSPがとても多いのです。最近ではコンピューターのプログラマーとかウェブサイトのデザイナー、一人でビジネスを起こすエンタープラナーとしてやっていく道を見出している人も多くいます。
スピリチュアルやヒーリングの道に幸福を見いだす人も多くいます。一人が好きなゆえに変わり者扱いされることは確かによくあるでしょう。でもそのために、あなたのもっている豊かな内面や素晴らしい才能を否定しないでください。
大量生産型、音量最大限型が推し進められた、商業主義・利益最優先の現代社会ではHSPの才能は見過ごしにされがちでした。それをみつけることができるのはあなたしかいません。世の中の”基準”や”判断”に任せているとあなたの大切な才能や素晴らしい特徴を見失ってしまいます。
一人で静かにしている時にこそ人は豊かになる。成長する。やっと世の中が気がついて今人気になっているのが瞑想やマインドフルネス。世の中で多くの”成功者”と言われる人たちも瞑想やマインドフルネスを実践しています。
多くのHSPはとても鋭い感受性とともに多方面にわたるとてもユニークな才能を持っています。それは創造的・芸術的な才能から、分析的・革新的なものの見方、観察力や透察力、あらゆる方面に渡っています。
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それと同時に環境の微妙な変化や感情のエネルギー、食品に含まれる添加物や有害物質、生活環境にある化学物質など、影響を受けやすいという特徴もあります。些細なことにも心が動揺したり、感動したりして高ぶりやすい傾向にあるので十分なセルフケアをする必要があります。
神経が高ぶりすぎず、かといって落ち込みすぎないちょうどいいところ(オプティマルバランス)を保つことでHSPは最高の健康状態と精神状態を体現できて、最高バージョンの人生を開花させることができます。
ヨガや瞑想はHSPの高ぶりやすい神経を鎮めてちょうど良いバランスをとるのにとても効果があります。レイキやタッピングなとのハンドヒーリング、セルフマッサージもHSPのセルフケアに欠かせません。HSCのこどもたちにも小さい頃から教えておきたいセルフケアの方法でもあります。
自分がHSPであることに最近気がついた方はまず、HSPの理解に照らしてこどもの頃からの体験や家族や友人との人間関係をもう一度辿り直して、再考(リフレイミング)してみましょう。あなたの多くの思い込み・信じ込みを解放していける手がかりがたくさんみつかることと思います。インナーチャイルドのワークやファミリーコンスティレーション、ボディワークやエナジーワークを含めてホリスティックなアプローチがとても敏感なあなたの世界を大きく変えてくれます。
HSPの心と体はスポンジのように様々な刺激を受け取ります。ヒーリングのエナジーに関しても同じことが言えます。あなたに必要な本当にいいエナジーを持った人、食材、生活習慣、思考であなたの周りの環境を整えてください。
五人に一人はいるにも関わらず、まだまだ知られていないHSP。HSPやHSCのことを知って理解するだけで生きるのが楽になったり楽しくなったりします。自分の才能を発見したり信じたりする助けにもなります。HSPへの理解は周りの人たちや家族・職場の人たちとの人間関係を改善するのにも役立ちます。
HSPの特徴はあなたの豊かな感性と切っても切り離せない素晴らしい宝物です。自分がHSPということに気がつかずに育ってきた人は人と違うことをコンプレックスにしてしまっていることが多いのです。HSPの特徴は恥ずかしいことでも治さなければならない欠陥でもありません。