
私はとても睡眠にこだわります。朝起きて、”ああ、昨夜もぐっすり眠った” と思える時に心の底から湧いてくる深い感謝の気持ち。いい睡眠が取れたというのは毎日感謝することの一つです。
それは本当に眠れなくて辛かった時期があったから。朝起きて体が動かないくらい鬱になった時期もあったから。あの金魚鉢の中から外を見ているような孤独感を知っているから。
けれども今は、あの頃の自分は別の人だったなあ、と思えるくらい何もかも変えました。食生活も生活のリズムも考え方も付き合う人たちもすっかり変わりました。
今ではお薬は風邪薬や痛み止めも一切家に置いていません。その代わりに食材やハーブに頼ることでほとんどの心と体の問題は解決できると思っています。
眠ったり気分を落ちつけたり、大切なことに集中したりするのに絶対に欠かせないのは神経系統を健全に保つ働きをしてくれる”ミネラル”と呼ばれる電解質です。
その中でもマグネシウムは神経系統が情報や信号を伝達するのに必要な、大切なミネラルです。マグネシウムは、筋肉や血管の収縮を正常に保ったり、体内の水分量や浸透圧の調整をする役割も果たすものです。
足がつったりむくんだりする時には、マグネシウムが欠乏していることが多いのです。体が冷えるのも血流の悪さもマグネシウム不足と関連しています。チャクラで言うと真っ赤な血のような赤い色で象徴される一番下のルートチャクラを安定させることがマグネシウムにかかっているのです。
内視鏡検査を受ける前などに、大量に飲むあの下剤にはマグネシウムが入っています。体内にマグネシウムが足りないと便秘や頻尿になります。逆に多過ぎれば下痢になります。
マグネシウム不足によって自律神経が正常に働けなくなると、眠れなくなったりイライラしたり、情緒不安定になります。ストレスが溜まって不安感に襲われたり鬱になったりします。偏頭痛や生理不順も、やはり交感神経と副交感神経がバランスよく働いていないために起きるのです。
とても敏感なHSPにとってどうしてマグネシウムがそんなに重要なのか、マグネシウムが足りない時に現れる症状をみると、わかりやすいと思います。どれも皆、神経が高ぶりやすいHSPが陥りやすい症状ですね。
神経過敏や偏頭痛、心配事やストレス、鬱や抜け毛、イライラや情緒不安定などは、不眠と一緒によく現れることを、多くのみなさんが経験して知っていると思います。
血流が悪くなったり体が冷えれば体はそれだけ消耗します。手足が冷えているとなかなか眠れません。夜中に何度もお手洗いに行くために目が覚めてしまう、というのが不眠の始まるきっかけになる人も多くいます。
頻尿は不安感や心配とも関連しています。水分の出し入れがうまくできないと、体は乾燥して皮膚に炎症が表れたり便通にも影響します。頭痛の85~90%は脱水している時に起きるとも言われます。
全ては繋がっているのです。様々な刺激や環境・感情のエネルギーにとても敏感なHSPにとても有効なのはホリスティックなアプローチ。食生活でしっかりサポートしながらヨガや瞑想で心の平安を取り戻します。どんなに栄養のあるものを食べてもサプリを摂ってもストレスを上手に緩和する方法を覚えないとざるに水を入れてるようなものです。
うつや不眠に苦しんだ頃、まだエレイン・アーロン先生のHSPに関する本さえ出版されていませんでした。もちろんHSPのことなど全く知りませんでした。それでも私の心と体は少しずつ自分に必要なもの、健康な食生活や自然の力に頼る方向へ導かれていきました。
山あり谷ありだったけれど、たくさん苦しんでよかった。何年もHSPのことを知らないままセラピーを受けてよかった。随分と長い道のりをきたなあ。… I love myself. と静かに思う今日この頃です。本当に静かな感謝の気持ちが湧いて来ます。
だけれども、今生きづらさを感じてる人たち、これから生まれてくる子供達には大事なことを伝えたいのです。
あなたたちはみんな宇宙の子でとても大切な一人一人なのだということ。幸せになる権利があること。大事なミッションをみんな持ってるということ。本当はみんな幸せになるために生まれてきていて全てが準備されているということ。
五人に一人はいるにも関わらず、まだまだ知られていないHSP。HSPやHSCのことを知って理解するだけで生きるのが楽になったり楽しくなったりします。自分の才能を発見したり信じたりする助けにもなります。HSPへの理解は周りの人たちや家族・職場の人たちとの人間関係を改善するのにも役立ちます。
HSPの特徴はあなたの豊かな感性と切っても切り離せない素晴らしい宝物です。自分がHSPということに気がつかずに育ってきた人は人と違うことをコンプレックスにしてしまっていることが多いのです。HSPの特徴は恥ずかしいことでも治さなければならない欠陥でもありません。