Letting Go

愛着・執着・無頓着

HSPと愛着

 

HSPは 忠誠心が強くて

それが 少数の友達や

選び抜いた持ち物を

大切にする傾向とあいまって、

誰か や 何か に

強い愛着をもちやすいところもあります。

 

HSP (とても敏感な人) は、

人でも物でも、場所でも状況でも、

新しいものに慣れるのに

とても時間がかかります。

 

中には旅先でいつも体調を壊す人や、

いつもと違う環境では落ち着かないために、

旅にはほとんど出たくないという人もいます。

 

転地・転校・転職・引越し・結婚・離婚など、

どれも大きな変化ですが、

HSPは HSPでない人以上に

慣れるまで時間がかかることが多いのです。

 

 

新学期にクラス替えがあったり

学校が変わったりするときに

適応していくのに

相当な時間とエネルギーも使います。

 

HSPは感受性が豊かで

何事にも感情を深く動かされます。

そして愛着も深く持ちます。

 

人間関係では

家族とか少数の友達とか

限られたひとたちと

じっくり深く関わりたい傾向があります。

使い慣れたもの、

心地いいとわかっているものは

とても大事にします。

 

ものでも人でも忠誠心をもって

少数を大切にする傾向が

強い愛着にもつながります。

 

それだけにその愛着を手放すのが

あまり得意でない場合も多いのです。

けれどもこれは、学習とトレーニングで

変えていくことができます。

多くのHSPは肌触り、

手触りについてもとても敏感です。

 

衣類についている小さなラベルとか

首の後ろのところに

縫いこんである糸の

肌触りが気になって

チクチクして嫌だと

いう人もかなりいます。

 

HSPは、皮膚も敏感で

着るものも履くものも、

肌触りがよく、心地よくないと

なかなか納得しません。

 

HSPとこだわり

 

そして、気に入ったものに

やっと巡り会えると

それがとても大切になります。

履き古した靴は真新しい靴よりも、

ずっと履き心地がいいのです。

 

付き合う人や 住む所についても

同じようなことが言えます。

HSPのあなたにはきっと何か

心あたりがあると思います。

 

このような愛着は

ほどほどならばいいのですが、

 

HSPの愛着と執着

 

愛着が執着になると

 

苦しみや痛みを産みます。

 

これでなければだめ、

この人でなければダメ、という

執着はしないように心がけて

日頃から 手放す練習

Let Go する練習

重ねていきましょう。

 

仏教でも 執着しない

というのは大切な教えのひとつです。

 

HSPに限らず、

執着するということは 

だれにとっても、

多くの悩みや苦しみのタネになるのです。

 

多くのヨガや瞑想、

ヒーリングのクラスでも

『 手放すこと 

『 Let Go すること 

永遠のテーマです。

 

究極の教えではないかと思うほど

繰り返して語られ、教えられます。

 

それだけ、誰にとっても

やさしいことではないのです。

 

愛着も、執着・固執も、

 

英語では

Attachment (アタッチメント)

ヒーリングの世界では様々な教えの

中で No Attachment

執着しないことを教えています。

 

物にも人にも出来事にも

執着しない。それができると

確かにこの世での苦しみは

かなりなくなります。

 

こうでなければならない、

という固い思い込みは執着です。

 

どうしてもこうしたい、

こうあるべきだ、という

信じ込みも執着です。

 

執着(アタッチメント)は

 

悩みや苦しみの元になり、

私たちが人間として

成長していくことをはばみます。

 

執着はオレンジ色で象徴される

セイクラルチャクラのバランスの乱れです。

 

このチャクラは流動性や柔軟性が

宿るところでもあります。

 

動きや喜びが宿るところでもあり、

様々な感情を受け入れる

ところでもあります。

 

このチャクラのエネルギーが

滞ると愛情や喜びのかわりに

執着や苦しみが生まれます。

 

依存症もまた

このチャクラのバランスが

くずれている印です。

 

手放すことができないと

受け入れることもできません。

 

受け入れるためには

空いているスペースが必要なのです。

 

手放すことができないと

 

次のステップに進めません。

 

川を船で渡ってきたら

その船を置いて今度は歩き続けるか、

次の船に乗り換えなければ

どこへもいけません。

 

人生は Let Go の連続。

手放すことの連続です。

 

きのうの自分にさよならしなければ

新しい自分には会えません。

 

 

トンボもちょうちょも

殻を脱げるから

幼虫から変容できます。

 

ヤゴがトンボになるためには

殻を脱がなければいけません。

 

青虫が蛹になって、

さなぎからちょうちょに

なるのにもを殻脱がなければいけません。

 

蛇も成長するに従って

脱皮ができないと死んでしまいます。

 

多くのHSP

 

頭の中であれこれ悩む

 

癖があります。どうにもならない

ことをくよくよ悩んで

堂々巡りを始めてしまいます。

 

これも執着の一つです。

思い考えに対する執着です。

 

こうでなければいけない、

こうでなければならない、

こうあるべきだ、という

思いが様々な悩みや苦しみを生みます。

 

その悩みを拡大させて、

頭の中で堂々巡りが始まると

次から次に新しい思いや

シナリオを生み出してまた悩みます。

 

そういう癖にもう気が付いていて、

あ、またやりそう、またやってた

と思ったら、

あ、キタキタ!と

すぐに認識することから始めます。

 

あなたを堂々巡りに引き込もうとする

その声と対話してください。

 

堂々巡りが大好きなその声に

名前と姿をつけてあげてもいいです。

 

 

肝心なのはあなたの中に、

堂々巡りしようとしているキャラクター、

悩みたがっているキャラクターが 

そこにいることを認識することです。

 

堂々巡りの本当の役割

 

堂々巡りをしている限り

私たちは現状維持をすることができます。

つまり変わらなくていいのです。

 

堂々巡りは行動を

起こさなくてもいい言い訳になる

大事な大事な自己防衛の手段なのです。

 

でも、大切なあなたを守るという

役目をしようとしている

堂々巡りくんを、

しかりつけてはいけません。

 

『 また来てくれたのね 

『 また私を守ろうとしてくれているのね 

『 でも私、もう大丈夫だから 

『 今度は一歩前に進んでみるからと、

感謝の気持ちをもって対話してください。

 

悩みグセはあなたを安全に

守ろうとしている

自己防衛の声のひとつなので、

対話してお帰りいただいても

必ずまたきます。

何度でも戻ってきます。

 

無視したり、

押さえつけたりしないでください。

 

来るたびに認めて、

きちんと対話して帰ってもらう、

そうやっているうちに

だんだん来る頻度が減ってきます。

 

次第に遠くの空を流れる雲のように、

あ、きたな、と思っても

そのまま流せるようになってきます。

これは瞑想している時にやってくる

色々な雑念も同じです。

 

 

そういう努力をつづけていると、

一方で 少しずつ 

ゆっくりでも確実に 

無頓着くんが育ってきます。

 

無頓着くんは、

あ、またきたな、でも大丈夫。

と言ってくれるあなたの味方です。

 

無頓着くんは、あれこれコトが起きても

気にしたり、心配したりしないのです。

 

『 大丈夫 

と どっしり構えていられます。

『 また怖がってるね。でも大丈夫だよ 

って言ってくれます。

 

遠くの雲を見過ごすように、

達観していられる 無頓着くんを

育てられたら、あなたの心は

平安・平静でいられることが

どんどん増えてきます。

 

HSPのあなたにとって、

無頓着くんは

堂々巡りくんとは

全然違う役割を果たす

いい友達になってくれます。

 

怖がらずに新しいことにも

挑戦する勇気をくれます。

今までとは全然違う

新しい世界へ導いてくれます。

 

心配性で不安になりやすい

気質だと思っていても、

あなたが本当に望みさえすれば

確実にあなたのチョイスで

変えていくことができます。

 

私自身、堂々巡りばかりしてた頃は

眠れなくなったり、

うつになったり

大変でした。

 

執着で自分を苦しめて、

自分をいじめ続けていました。

自分を大切にするチョイス、

自分に優しいチョイスがある

ということにさえ

気がついていませんでした。

 

愛着はほどほどにしましょう。

執着・固執は Let go.

少しずつ手放していけます。

 

そうしながら、無頓着くんを育てるのです。

 

HSPはこだわるのがとても得意です。

無頓着くんを育てすぎてしまう

心配は全然しなくて大丈夫です。

 

『 人生のある時期、

気持ちの大きい友達、

健康な無頓着くんを

育てている友達がそばにいてくれて、

とても助けられた、

元気になった 』というHSPも多いです。

 

自分の中にも、

無頓着くん、大丈夫くんを

育てていきましょう。

 

一方で芸術作品や研究に向ける

こだわりは生産性のある

健康的なこだわりです。

頭の中の堂々めぐりや悩みグセに

向けていたエネルギーの方向を

少し変えて、

 

あなたの趣味や才能、

仕事に向けてみましょう。

 

あなたの知的な世界を

豊かにしてくれる本を読んだり

知的好奇心を満たしてくれる

研究やプロジェクトなどに

打ち込んだりすると、

 

あなたが堂々巡りに

費やしてしまいがちなエネルギーが

ごく自然に

よりポジティブな方向へ向いてくれます。

 

HSPの豊かな感受性を

のびのびと活かせるような

自己表現や創作活動に

エネルギーをむけると、

悩みぐせは消えていきます。

 

 

せっかくの宇宙からの贈り物、

わたしたちの悩みグセのために

十分に発揮できなかったら、

それはもったいないです。

 

そういう健康な建設的なこだわりに

全力投球で集中すると

もう頭の中でくよくよする

エネルギーは多分残っていません。

 

あとは体を動かすと

夜はぐっすりねむれます。

 

歌やダンスのレッスンを受けたり、

空手や柔道の稽古に励むのも、

悩みグセのある人のエネルギーを

より好ましい方向へ向けてくれます。

 

外へ走りに行った

りウォーキングの習慣も

HSPの心を落ち着けるのに

とてもいい効果があります。

 

捨てる習慣。

断捨離の習慣。

手放す習慣。

 

手放すことは

新しい何かを受け入れることにつながります。

 

日々、何か小さなことを変える習慣。

 

何がなんでもコレ、ではなく、

いつもと違う何かに心を開いてみる。

 

散歩に行く道、買い物に行く道、

 いつもと違った道を通ってみましょう。

 

角を曲がるたびに新しい発見があるはずです。

 

そんな小さな選択の積み重ねが

堂々巡りの癖を少しずつ変えていきます。

 

人生90年時代は

もうすでにきています。

 

もうすぐ人生120年時代に

なるとも言われています。

 

人生の残りの数十年を、

堂々巡りしながら生きていきたいか?

新しい自分を育てていきたいか?

それは、あなたの選択です。

 

辛抱強くやってください。

 

今まで悩みグセを持っていた人は

いっぺんに

すべてが変わるわけではありません。

 

行きつ戻りつするでしょう。

でも雨だれ石をもうがつ。

少しずつ変わっていけます。

 

野原に咲く花が晴れても、

風が吹いても

雨が降っても 

ただそこに咲いているように、

 

ただありのまま、

起きていることを

受け入れてみることが

だんだんにできてきます。

 

自分をいじめたり

苦しませることがへっていきます。

 

人をいじめることは、

夢にも考えられないHSPのあなたが

自分をいじめ続けるのは

もうそろそろやめにしましょう。

 

愛着・執着・無頓着 Let Go 手放す

バウンダリー(HSPと境界線)