HSPについてよくある質問

H S P

Q&A

百人のHSPがいれば百人それぞれが違います。けれどHSPの特徴や傾向を知るとこれまでの人生や経験を振り返ってきっと腑に落ちることがたくさんあるでしょう。傾向を知って、特徴を理解するだけでこれからの対処法、どうやって生きていったら人も自分も大事にする生き方ができるのかわかってきます。

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HSPは Highly Sensitive Person つまりとても敏感な人という意味です。ニューヨークの心理学者・研究者であるエレイン・アーロン先生が書かれた1996年に出版された同名の著書で世の中に知られるようになりました。エレイン・アーロン先生のこの本は ”ささいなことでもすぐに動揺してしまうあなたへ” というタイトルで日本語訳されています。

HSPは音・光・匂い・味など外からの様々な感覚的刺激やカフェイン・アルコール・薬など、または人の声・感情のエネルギーも脳が深くプロセス(処理)するのです。物事も深く考えるのが好きで考えすぎて悩む傾向がある人もいます。

いいえ、HSPは生まれつきの特徴で、気質・体質と言われることもあります。病気や症状・障害でもなく、その人が持って生まれた特質です。ギフティッド(特殊な才能を持って生まれた人)であることもよくあります。

五人に一人くらいはHSPと言われています。エレイン先生や他の科学者のリサーチによるとこの20%に加えておよそ30%くらいの人がHSPの傾向がややあるグレーゾンの人なので、それを合わせると50%、およそ半分くらいの人はHSPの傾向があることになります。

HSPのみんなが内向的ではありません。ここでいう内向的は英語のイントロヴァート(introvert) で、一人でいるときにエネルギーを充電して蘇る人のことです。エレイン先生や科学者のリサーチではHSPのうち、およそ70%が内向的であとの30%は外交的、つまり人と一緒にいることでエネルギーを充電する、と言われています。英語では、Extrovert と言います。内向的なHSPの場合、一人でいる時間を十分に取ると人と過ごす時間も苦にならなくなります。それでもどんな人と時間を過ごすかマインドフルに選択することは、人の感情やエネルギーにもとても敏感なHSPの健康と幸福に欠かせません。あなたの波動は周りの人の波動にも微妙に影響されやすいのです。

人間の他にも犬や猫、動物や鳥など、100種ほどの生物にHSPがみつかります。このことから科学者は種の保存のために何らかの意味があって、HSP(とても敏感な人や生物)がいるのだと考えられています。

HSPでない人よりもより早く敏感に環境の変化に気がつく私たちHSPは大切な役割を持っているとも言えるでしょう。私たちは”炭鉱のカナリア”です。

ヒトより一層体の小さい小動物は精油(エッセンシャルオイル)などにも私たち以上に影響を受けやすいので、十分気をつけてあげてください。命に関わることもあります。

HSCはHighly Sensitive Child とても敏感なこどものことです。HSPは生まれつきの特徴なので今HSPの大人は子供の時もHSCだったわけです。HSCのこどもは大人数の学級や学校では人のエネルギーや騒音に疲れてしまったりするのでできるだけ早く発見して少人数の学級やシュタイナーやモンテッソーリなど、より個人の個性が大切にされる環境に移すことができるとその子の才能・個性を伸ばすことができます。エレイン・アーロン先生著の ”ひといちばい敏感な子” はとても参考になると思います。

いいえ、HSPは遺伝ではありません。HSPの親にHSPでないこどもが生まれることもありますし、家族の中に一人だけHSPのこどもが生まれることもあります。双子でも一人がHSPでもう一人はそうでない場合もあります。両親がHSPの場合、こどももHSPである可能性は高くなるとエレイン先生たちのリサーチでは報告しています。

いいえ、HSPは病気でも症状でもないので治るというのもふさわしくないし、治そうとするものでもありません。HSPの特徴は生まれつきの気質・体質に近いものです。様々な刺激の受け取り方と処理の仕方が他の80%くらいの人と違っています。ですから、治そうという考え方は合わないのです。むしろ生きていく間に対処法を身につけると生きていくのが楽になります。多くの人は年齢と共により一層敏感になってきたと報告しています。若い時には外へ向かうエネルギーで押し切って無理をしている場合もあります。HSPの敏感な神経はむしろ年齢と共により一層鋭敏になっていくことが多いです。

いいえ、HSPは人嫌いではありません。人混みのエネルギーや騒音にひどく疲れるので雑踏や大人数での集まりを嫌う傾向はあります。HSPはむしろ少数の友達を大切にして深く意味のある会話をしたい人が多いです。人と繋がるのにも自然の中や静かな所、少人数の集まりを好む傾向にあります。

あまり目的意識なくなんとなく人と群れる、たむろするということも多くのHSPは好みません。けれど共通の興味がある人や心の通いあう人との繋がりは求めています。

もちろんです。♡ 感受性が豊かで敏感なために神経が高ぶりやすいことをよく自覚しましょう。神経が高ぶった状態が続くとストレスにもなりやすいので免疫力が落ちます。また環境の汚染なども人より早く気がつくと同時に体もそれに反応します。アレルギーやアトピーを持ったHSPが多いのはそのためでもあります。人よりも念入りなセルフケアが必要です。ビクッとしたらすぐに体を緩めて深呼吸する癖をつけましょう。

はい。HSPには焦りやすい傾向もあります。あらゆる刺激や周りの環境の微妙な変化にもすぐに気がつくHSPはいわば高感度なアラーム(警報機)のようなものです。だから “警告!警告!”と神経が高ぶりやすいので体も思考も固まってしまいがち。ただこれは経験を重ねるにつれてマインドフルに対処法を身につけていくことができます。焦ってるな、と気がつける自分がいたらもう大丈夫。そこから深呼吸して、体が固まってるのを意識してほぐして緩めてください。日頃からエネルギーの ”チャージとディスチャージ” に敏感になるような運動を続けるといいです。簡単なところではぎゅっと握った拳を緩めること。ヨガ瞑想は神経系統を鎮めるのに素晴らしい効果があります。

エレイン・アーロン先生は、HSPの4つの特徴をそれぞれの頭文字をとって DOES と表現しています。

D = Depth (深く感じる・考える)

O = Overstimulation(神経の過度の高ぶり)

E = Empathy & Emotional (共感力・感情)

S = Subtlety (微妙な変化や刺激に対する感受性)

HSPだからうつになると短絡的に結びつける必要はありません。HSPでも陽気な人、明るい人はいます。HSPは物事を深く感じて考える気質のため、内面にどんどん入っていって一人で思い悩んでしまう傾向はあるでしょう。ストレスが溜まったり、緊張状態が続くとそれが元でうつになることはHSPでもHSPでなくてもありがちなことです。HSPは高感度のアラームのように、”危険” ”大変”モードのスイッチが入りやすいのでストレスを感じやすいところがあります。それをよく理解して緊張や高ぶりを緩める術を身につけると、緊張への対処法がわかってきて、うつになるのを予防することができます。敏感な神経が信号を送るたびにそれに必要なミネラルが消費されます。鉄分やマグネシウム・亜鉛などのミネラル不足もうつの原因になるのです。栄養のバランスをとって瞑想やヨガで神経を鎮めることを心がけてください。

HSPに向いている職業はたくさんあります。職場環境をうまく選べば、どんな仕事もできないことはありません。まず自分の限界を知りましょう。例えば音に敏感なHSPは機械の騒音がある工場やうるさいレストランなどの喧騒には疲れ果ててしまいます。多くのHSPは職場で働く場合、少人数のストレスレベルが少ない所、自分のしている仕事の意義が感じられるようなところでうまくいきます。他には自分のペースで仕事できる職人タイプの仕事アーティストタイプの仕事はHSPに向いています。大切なのはお金のために気が向かないことをするのでなく、自分が本当に好きなこと、得意なことを生かすことです。この世に生まれてくる時に授かったミッションと職業、そして情熱をもって続けられることを同一線上にみつけることです。

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この孤独感はどこから?

どうしていじめられるの?

HSPの多くは一人でいる時間がとても大切と自覚しながらも実はとてもさびしがり屋でもあります。人と深く繋がりたい願望を抱きながらも、孤独感・疎外感を抱いている人がたくさんいます。

もともとHSPは人が嫌いなわけではありません。本当は人が大好きで人と深く繋がりたいのです。HSPの中には子供の頃いじめられた経験を持つ人、学校に行きたくなかった経験、行かなかった経験を持つ人もたくさんいます。

いじめられる時、いじめる方は何かいじめる理由をみつけてくるのですが、それは背が小さいとか背が高いとか、太ってるとか、痩せてるとか色が黒いとか、白いとか、産毛が濃いとか本当に大人になって考えてみれば大した理由にもならないし、理由にした方がバカみたいに思えるものです。

引っ越しが多くて訛りがみんなと違っていたとか、勉強ができすぎてやっかまれたとか。いじめる方は、なんでもいいのです。みんなと”違う”という理由だけで十分なのです。みんなと違う、と言われることは小さい子供の時、仲間意識が育って行く時期には、たとえ一人でいるのが好きな子にも痛手に感じられます。

人や動物が群れをつくるのはなぜ?

たとえ一人でいるのが好きな人でも、”仲間に入れなかった” ”入れてもらえなかった” など、 ”自分はうまく溶け込めない” という意識が自己否定・自己嫌悪や劣等感につながることもあります。人類が部族の仲間と集まって外敵から身を守ったり食料を確保したりしていた太古の昔から、仲間意識とか所属意識は、”生き延びられるかどうか” という基本的な生存と深く関わっていたのです。

動物も群になることでお互いの身を守ります。人も周りにどう猛な動物が住んでいて食料も乏しかった頃、みんなで協力して身を守る必要がありました。一人が食料をみつけたり、獲物を捉えたらみんなでそれを分けることができました。

部族から追放される、ということはその頃 ”生き延びることができない” ”死”を意味していたのです。だから今でも人は ”仲間に入れない” ことを極端に恐れます。”村八分”のような言葉も風習もこういう人間の恐れを使った処罰です。

こどもの頃、多くのHSPはただ静かに本を読んでいたかった。絵を描いていたかった。星を眺めていたかった。他の子が興味も示さない虫をじっとみていたかった。自分だけの空想の世界に浸っていたかった。興味があることに夢中になって周りの他のことが目に入らなかった。ちょっと変わった子だった。… 

ただそれだけなのですが、一人でいることが多くてしかも静かだからいじめの格好の材料になります。群れになっていないのでいじめやすいのです。いじめたい方はいじめやすい対象を見つけるのになんの苦労もいりません。

そしてあなたの豊かで鋭い感性のために。”怖い” ”悲しい” “ビクッとした” という反応も人より表面に現れるので、いじめる方はご褒美をもらったようなものです。HSPのあなたは優しく、良心的で正義感も強い人で人をいじめようとは夢にも思いません。だから自分が夢にも思わないことをされて、ますます傷つきました。

この疎外感はどこから?

猿の実験でも、人間の実験でも後から来た人は誰にも言われなくても前からいる人の行動を真似することが確認されています。

みんなと同じことをしていた方が仲間はずれになる可能性が少ないのです。その方が安全性が高いことを本能的に察知するのでしょう。

多くのHSPは”感じ方”が残りの80%とは違っていて、生まれた時から独特の刺激の受け取り方、受け取った情報の処理の仕方、そして反応の仕方をします。独特の感じ方や考え方を持っていますが多くのHSPはもちろん小さい頃それに気がついているわけではありません。

どうして自分だけ違うんだろう? ”みにくいアヒルの子”のイメージと自分を重ねていたHSPは多いです。今、自分がHSPだったということに気がついて急速に目覚めてきているあなたにできることは”人と違う”ことが素晴らしいことなのだと自覚して、小さい頃傷ついたままになっているインナーチャイルドとしっかり会話をして、抱きしめてあげることです。

そして真剣に ”自分は違う” ということを宝物として受け止めて、その宝物をあなたはどうしたいか考えてみましょう。本当はどんな生き方をしたいのか、考えてみましょう。あなただけが持っている宝物を最初に見つけるのはあなたです。

HSPの多くの人はたくさんのことに興味があります。才能も多方面に渡っています。そのそれぞれを、趣味として楽しんでもいいし、一つのことに打ち込んでもいい。いくつかを統合してビジネスに繋げることができる場合もたくさんあります。

私は誰? のワークをじっくりとしてみたら、次は ”本当は何をしたいか?” 真剣に考えてみましょう。 来年の今頃、そして5年後、10年後、どんな自分になっていたいですか? どんなことを実現してみたいですか? HSP得意の想像力を思いっきり解放して、自分に制限をかけずにできるだけ鮮やかに思い描いてください。五感を使って鮮明に思い描くほど実現が確かになります。

孤独感疎外感は、本当の自分を実現していく過程で解消されていきます。本当の自分を生き始めた時、あなたの周りには本当のあなたを理解してくれる人たちが必ずいます。

HSP のあなたは今までたくさんいじめられたかもしれません。一人ぼっちでみにくいアヒルの子だったかもしれないません。でもアヒルの子が白鳥になるのも忘れないでください。HSPの多くは遅咲きの花として開花します。リンカーンもエジソンもそうでした。

Isolation sense of belonging tribe group

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五人に一人はいるにも関わらず、まだまだ知られていないHSP。HSPやHSCのことを知って理解するだけで生きるのが楽になったり楽しくなったりします。自分の才能を発見したり信じたりする助けにもなります。HSPへの理解は周りの人たちや家族・職場の人たちとの人間関係を改善するのにも役立ちます。

HSPの特徴はあなたの豊かな感性と切っても切り離せない素晴らしい宝物です。自分がHSPということに気がつかずに育ってきた人は人と違うことをコンプレックスにしてしまっていることが多いのです。HSPの特徴は恥ずかしいことでも、治さなければならない欠陥でもありません

  • HSPの特徴を理解して健全な自己肯定感と自己愛を育てる
  • HSPの特徴を理解した上でこれまでを振り返り、信じこみと向かい合う
  • 適切なセルフケアをすることで健康で幸せなHSPになる
  • HSPの認識を世の中に広め家族や人間関係の改善に役立てる

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