D
O
E
S
HSP (とても敏感な人)
DOESとは何ですか?
“ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ”の著者、エレイン・アーロン先生が言われる HSPの4つの特徴 DOES には、それぞれこんな意味があります
D = Depth (深く感じる・考える)
O = Overstimulation(神経の過度の高ぶり)
E = Empathy & Emotional (共感力・感情)
S = Subtlety (微妙な変化や刺激に対する感受性)
小さなことにもビクッとしやすいHSP。日常起きる出来事も刺激も周りの人の感情も深く処理するために、HSPは神経が高ぶった状態になりやすいのです。
D
Depth
深く感じ深く考える

HSP とても敏感な人は音でも温度でも刺激を脳がプロセス(処理)する時にとても深く受け止めます。文学や芸術に深く感動したり物事を深く考えるのもその表れです。感情や思考だけでなく、痛みや香り・味も深くプロセスします。それだけに同じ出来事を経験しても喜びもひとしお。逆に人より深く傷つきこともあります。考え深さは物事に悩むことにつながることもあります。子供の頃から家族のサポートがあって人生の様々な出来事への対処法、人とのコミュニケーションの取り方を学ぶ機会に恵まれると、より安定した感情の処理の仕方ができるようになります。深く考え、深く感じることのできるあなたの思考力・感性はあなたの宝物だと気がついてください。
O
Overstimulation
神経の高揚

小さなことにもビクッとしたり、出来事も刺激も周りの人の感情も深くプロセス(処理)するHSPは神経が高ぶった状態になりやすいのです。ビクッとした時、筋肉も内臓も血管もキュッとしまったあの感じ、わかりますね? その感覚が続いて緩めることができないと、神経は高ぶったままになってしまいます。みんなが喜ぶ商店街や遊園地を嫌うHSPの子供HSCは本能的にそういうところが自分に合わないのを知っています。他の子がブランコを揺すってもらって喜ぶ時、一人だけ、”もう嫌、止めて”という子や泣き出す子がいたら、その子にはその刺激は強すぎることをわかってあげてください。
E
Emotion/Empathy
感情 共感力

文学作品や映画の登場人物に感情移入したり、音楽や芸術作品に深く感動するのもHSP。周りの人の感情と自分の感情の区別がつきにくいほどに共感する力があります。周りの誰かが落ち込んでいると一緒に気分が塞いでくることもあります。これはHSPでない人にも起きることではありますが、HSPは特に周りの人の感情に影響されやすいのです。自分の感情と人の感情の間の境界線(バウンダリー)をはっきりとしていくことは心して少しずつ身につけていくことができます。感情豊かで感情が鋭いHSPは才能をいい方向に向けてアーティストや役者として成功することもよくあります。
S
Subtlety
微妙な変化・綾

HSPは光や温度の微妙な変化にも敏感に気がつきます。人の表情の微妙な変化にもとても敏感です。誰かが少し体調が悪かったり、気分的に参っていたりしてもすぐ気がつきます。気がつきすぎて自分辛くなってしまうことも多々あります。部屋や環境で何か小さなことが微妙に変わってもすぐ気がつきます。そういう感性を持っているので自然や動物・植物とも深く繋がり、微妙な光の加減や音の変化にも美しさを見出します。それを心から楽しむので一人の内面世界を大切にします。味や香り、肌触りや食感・舌触りにもとても敏感なので、食物や香りに関わる仕事に就く人もいます。
そんなHSPが幸せで健康な生活を送るには
自分の特徴を丸ごとしっかり認めること
Optimal Arousal とは?
神経の高ぶりを最適のところでバランス
神経の高ぶり過ぎ
神経の高ぶり過ぎとどう向き合うか、これはHSPの健康と幸福の鍵を握るのはこれに尽きるといっても言い過ぎでないくらい、とても敏感な人にとって重要な課題です。
HSPの鋭敏な神経は感度の高いアラームのようなものです。ですから何かとても小さなものが動いてもすぐに気がついたり、微かな物音がはっきりと聞こえたりもします。ガスが漏れていたり、何か燃えていたりしてもその匂いに最初に気づくのはHSPのあなたであることが多いでしょう。
家族や友達、周りにいる人の微妙な表情の変化や体調の変化にもすぐに気がつくのもHSPの特徴です。温度や湿度の変化、地球の環境の変化にも影響されやすく、体に良くないものが周りにあれば気がつくのも早いです。
人の怒鳴り声にびくっとしたり、傷ついている人の痛みも深く感じる多くのHSPは暴力や争いごとをひどく苦痛に感じます。雑踏の混沌としたエネルギーの中でもすべてのエネルギーを吸収してしまうのです。
Overstimulation

人の価値観で生きるのはつまらない

だからこそ現代の刺激に溢れ、これでもかというようにどこへ行っても大音量の宣伝の音楽がかかっていたり、ネオンサインがギラギラした都会の生活環境に身を置くと、HSPはすぐに疲弊してしまいます。HSPは物事の心理や奥深いところをじっくりと見つめたり考えたりするのが好きです。情報も深く取り込むのでそれを一人でプロセスする時間も必要です。簡単に商業メディアや宣伝に流されたりしにくいところもあります。ちょっと違った視点からものを見たりします。
それにも関わらず、これが当たり前、というようにこの60〜70年間戦後の高度経済成長期以来の日本では売らんかな主義、利益最優先の商法がまかり通り、大量生産や大量消費にそぐわない価値観は無視あるいは軽視されてきました。
大量生産の時代には、物事を深く感じ、考えることができる人材や人とは違った独創性や斬新性はあまり重要視されなかったのです。高度経済成長期には、ものを考えようとしない人や、クッキーカッターと言われる ”型にはめたような” ”規格に合う人” の方が必要だったのです。だから教育もそういうこどもたち、ひいては大人を育てようとしてきました。多くのHSPが伝えたいと願う”本当に大切なこと”や、人とは違った独自のものの見方や考え方を表現する場所や機会は限られていました。

そして、時代は変わりました。急速に変わっています。
インターネットの時代が来て私たちは自分の思っていること、本当に好きなこと・得意なことを多大な費用をかけなくても、世の中にアウトプットしていけるようになりました。今、世界は個人の時代を迎えています。アメリカでは2020年には二人に一人がフリーランスになると言われています。
学校教育や団体行動があまり好きでなかった人や型にはまりたくなかった人でも、世の中に貢献できる素晴らしい様々な才能を持っている人がたくさんいます。世界の歴史に名を残した偉人の中にもエジソンやリンカーン大統領のように、規制の学校制度からはみ出していた人はたくさんいます。


あなたの輝く宝、才能や力を
もう隠さなくていいのです。
”変わっている”と言われたあなたは ”私は素晴らしい! と思ってください。この世の中にあなたのようなものの感じ方・考え方・想像力と創造力を持った人は二人といないのです。
You are extraordinary!"
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エレイン・アーロン著
エレイン・アーロン女史のインタビュー
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HSPについてよくある質問:DOESとは何?
エレイン・アーロン先生 ”HSPはこの4つの特徴を全て持っている”
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五人に一人はいるにも関わらず、まだまだ知られていないHSP。HSPやHSCのことを知って理解するだけで生きるのが楽になったり楽しくなったりします。自分の才能を発見したり信じたりする助けにもなります。HSPへの理解は周りの人たちや家族・職場の人たちとの人間関係を改善するのにも役立ちます。
HSPの特徴はあなたの豊かな感性と切っても切り離せない素晴らしい宝物です。自分がHSPということに気がつかずに育ってきた人は人と違うことをコンプレックスにしてしまっていることが多いのです。HSPの特徴は恥ずかしいことでも治さなければならない欠陥でもありません。
- HSPの特徴を理解して健全な自己肯定感と自己愛を育てる
- HSPの特徴を理解した上でこれまでを振り返り、信じこみと向かい合う
- 適切なセルフケアをすることで健康で幸せなHSPになる
- HSPの認識を世の中に広め家族や人間関係の改善にも役立てる